単元 (小学6年)土地のつくりと変化 (中学1年)火山と地震
目標 (小学6年) 火山灰の観察をタブレット顕微鏡で行い、土地やその中に含まれる物に着目して、粒の大きさや形や色などの特徴から、土地のでき方を多面的に調べる活動を通して、地層ができた要因について、より妥当な考えをつくりだし、表現することができる。 (中学1年) タブレット顕微鏡で溶岩や軽石、火山灰などの色や形状を比較しながら観察し、その結果をマグマの性質と関連付けて考察することで、火山の形、活動の様子及びその噴出物を地下のマグマの性質と関連付けて理解することができる。
観察・実験
【学習課題の確認】
いろいろな火山の火山灰にはどのような違いがあるだろうか
【観察】
作製済火山灰プレパラート4,5種類をタブレット顕微鏡で観察し、撮影する
【結果】
AppleTVで各班が撮影した写真をモニタに映し、予想結果を発表する
【まとめ】
火山灰の種類によって含まれる鉱物の種類や粒の大きさが違う
豆知識
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よく使われる火山灰や土の例
火山灰 大山/桜島/有珠山/平成新山/三原山/新燃岳/阿蘇山など 教材として市販もされている
市販されている土:鹿沼土 栃木県鹿沼市産出の軽石の総称
赤玉土 関東ローム層の赤土、火山灰も多く含む
※近隣の土などで観察できれば、それも加えるとよい
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タブレット顕微鏡
いろいろ市販されているが、火山灰の観察には宝島社スマホ顕微鏡BOOK(約30倍、http://tkj.jp/book/?cd=62387501)、100円均一のマクロレンズ(約10倍)などがおすすめ。iPadでタブレット顕微鏡を使うことで、各班で観察結果の共有ができ、写真撮影なども簡単にできる -
AppleTV
モニタもしくはプロジェクターに接続したAppleTVとiPadを使って、各班の観察結果を簡単に全体で観察することができる -
簡単プレパラート
スライドガラス大に切った工作用紙(数種類の観察を行う場合は色厚紙にしておくとわかりやすい)の真ん中にパンチで穴をあけセロハンテープを貼り、見たいもの(今回は火山灰)をセロハンテープにつけて観察。
タブレット顕微鏡で撮影した火山灰

撮影:タブレット顕微鏡宝島社

タブレット顕微鏡で観察する様子

モニタに映して結果の共有

赤玉土(椀がけ法)

桜島火山灰

阿蘇山火山灰
資料
実験レポ