発熱材による水のあたたまり

小4

粒子

教材一覧発熱材による水のあたたまり

単元 金属,水,空気と温度

目標 水は熱を加えられた部分が上方に移動して全体が温まっていくことを捉えることができる。

担当大﨑

準備

観察・実験

【準備】

・透明スタンド袋やビーカーが発熱材の蒸気により曇るため、曇り止めとして例えば台所用洗剤(界面活性剤)を少量、ティッシュペーパーにとり、袋の内側とビーカーの外側を拭いておくと良い。
・ビーカーに水を100mL入れておく。

【実験】

①透明スタンド袋をしっかり広げて立たせたら、発熱材を袋から取り出し、袋の底に敷く。
②プラスチックビーカーの水を20mL、発熱材の上にそそぐ。(発熱が始まります)
③残りの水の入ったビーカーを発熱材の上に置く。
④ビーカーにサーモインク(40℃で青色からピンク色に変化)を数mLたらす。

5分

豆知識

  • アルミニウム発熱材について
    主原料はアルミニウム粉末と酸化カルシウム粉。水との化学反応熱を利用しており、反応開始後1分もせずに最高温度約98℃に達する。本材はレストランや弁当などの食品の加熱で使われている他、近年では防災グッズとしても使われている。発熱に必要な水の量は発熱材の分量に対して、2倍程度の水が適している。本教材で使用したアルミニウム発熱材「エディックスーパーヒート」(株式会社エネルダイン)の詳細情報は以下のページを参照ください。
    http://www.edyc.jp/products/index.html
  • 透明スタンド袋について
    近年、食品のレトルト用に使われている加熱殺菌ができる袋。素材はPETで、120℃×30分に耐えられる。詳細は製造元である明和産商の下記ページを参照ください。
    https://www.packweb.biz/category/view/id/4560/

参考文献

  • 大崎章弘,貞光千春,榎戸三智子,千葉和義,減災どこでも理科実験パッケージの開発と検証 小学校「水の温まり方」単元のための火気を用いない加熱器具の開発,日本理科教育学会第67回大会論文集,p.420,2017年8月

 

実験レポ

関連記事