だ液による消化実験

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生命

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単元 (小学6年)人の体のつくりと運動(だ液のはたらき実験)(中学2年)動物の体のつくりと働き(だ液による消化実験)

目標 人や他の動物の消化の働きに注目して、食べた物が変化し体内に取り入れられることを調べ、消化や吸収について理解する。

準備

  • チャック付き袋 (縦7 cm×横5 cm))

  • マイクロチューブ (2 mL(たとえば本商品))

  • 綿棒

  • ご飯粒

  • スポイト

  • ヨウ素液(うがい薬)

  • 水を入れられる容器 (例:プリンカップ等)

  • フローター (お湯に浮かべたり、チューブを立てるスタンド代わりに使います)

  • お湯 (40℃)

  • 油性ペン

  • ハサミ

  • (中学校用:糖の検出も行う場合)尿糖試験紙 新ウリエース®Ga:テルモ

観察・実験

デンプン溶液の準備:チャック付き袋にご飯粒(3粒)と水(3 mL)を入れ、指の腹を使って細かくなるまでつぶす。

形がなくなるまでできるだけ細かくつぶす

5分

マイクロチューブを2本用意して、①のデンプン溶液を1mLずつ入れる。

区別ができるようにふたにA、Bと記入しておく。
今回はA:だ液あり、B:だ液なし

袋をななめにして静かに待つと、角で2層に分かれる。できるだけ沈殿を吸わないようにして上澄みだけを移す。

5分

綿棒にだ液または水を含ませて、マイクロチューブの中ですすぐ。

だ液は綿棒を約1分間口にくわえてたっぷりと含ませる。

※対照実験として、唾液なしの方には、水を含ませた綿棒で同様の操作を行う

5分

40℃のお湯に10分間つける。

自宅で実験をする場合は、40℃前後の湯船のお湯につけると良い。

 

【待ち時間中の準備】中学校用
(糖の検出を行わない場合は不要)

1枚の尿糖試験紙を縦に半分に切り、2枚を区別できるように、A、Bと記入しておく。

10分

糖の検出(糖の検出を行わない場合はこの手順はとばす) 

10分後、お湯から出し、
尿糖試験紙をそれぞれに1秒間ひたした後、色の変化を観察する。

※白い紙の上にのせると観察しやすい。

デンプンの検出

ヨウ素液(うがい薬)を、
1滴ずつたらして、色の変化を観察する。
※写真はヨウ素液を点眼瓶に移して使用している。

結果の確認

まとめ
(小学校):ご飯にふくまれるデンプンは、口の中でだ液と混ざり、デンプンではない別のものに変化した。
(中学校)ご飯に含まれるデンプンは、だ液のはたらきによって、糖に変化した。

10分

豆知識

  • ご飯粒の代わりにオブラートを使っても同様の実験が可能。
  • マイクロチューブの代わりにチャック付き袋を使っても実験は可能。ただし、ご飯粒のカスが残っていると、ヨウ素デンプン反応の差が見えにくくなるので、上澄みのデンプン溶液を新しいチャック付き袋に移して実験した方がよい。
  • ヨウ素液の代わりに市販のうがい薬(ポピドンヨード含有溶液)でも実験できる。今回は市販薬を4倍に薄めて使用した。
  • 教科書では糖の検出にベネジクト液を用いているが、尿糖試験紙(新ウリエース®Ga:テルモ)でも検出できる。本試験紙は溶液中の糖(ブドウ糖)と反応すると、黄色から緑色に変色する。糖を検出できることを示すために、はじめにスポーツ飲料水(ブドウ糖を含むもの)などを使って演示実験を行っても良い。
  • だ液アミラーゼは体温(37度前後)が至適温度である。中学校では発展として④の手順の際に高温下(沸騰したお湯)や氷冷下で実験を行い、結果を比較することで酵素の働きについて理解を深めることができる。

資料

 

実験レポ