令和元年の台風19号により被害を受けた学校へ教材を提供しました

お知らせ授業支援令和元年の台風19号により被害を受けた学校へ教材を提供しました

お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンターでは、東日本大震災以降、災害時の被災地理科教育復興支援に取り組んでおり、平成28年度からは「新たな災害時に途切れない教育システムの開発と検証」プロジェクトを実施しています。

令和元年の台風19号により被害を受けた郡山市の小学校3校においても、教材提供や、現地訪問による教員のニーズ調査および教員研修などの支援を行いました。これらの活動に対し、各校からお礼のお便りを頂きました。

今後も、災害時にも活用できる教材の開発や日本全国各地域とのネットワークづくりなどの活動を進めていきます。

(左)磁界観察シャーレ(中央・右)物の重さ比較セット

郡山市立赤木小学校様より
担任教諭のコメント「素晴らしい教材をありがとうございました。子ども達と授業をして、たくさん活用させていただきました。購入した教材キットの砂鉄では実験しにくかったのですが、いただいた教材(カラータイの磁界観察シャーレ)は、とても綺麗でケースの大きさもちょうど良くて、楽しく体験することができました。」令和2年2月
教材単元:小3「磁石の性質」「物と重さ」

郡山市立小泉小学校様より
校長先生のコメント「受け取った時には学校が忙しいときだったのですが、あとでよく見ると素晴らしいものをもらっていたんだなと感じました。理科備品のミニチュア化のようにつくっていて驚きました。」
教科専門委員の手紙より抜粋「お茶の水女子大学から理科教材サンプルをいただきました。…省略…(災害時には)こんな時期だからこそ、座学の授業ではなく、観察実験をさせてあげたいという願いだけでした。今思うと、「理科教材」があれば・・・。…省略…お送りいただいた理科教材サンプルですが、各所にアイデアがつまっていて、大変興味深く見させていただきました。…省略…先生方の「新たな災害時に途切れない教育システムの開発と検証」プロジェクトの趣旨に大いに賛同します。さらに先生方の理科教育への熱意に対し、感謝いたします。」令和2年1月
教材単元:小5「電磁石」、小6「電気の利用」

郡山市立永盛小学校様より
校長先生の手紙より抜粋「今回私たちは、水害の恐ろしさや大変さを身をもって実感することになりましたが、たくさんの方々にお世話になり、人の優しさに触れることもでき、それが私たちの大きな支えになっていました。…省略…今回の被害に負けない逞しさを身につけていけるよう、今後も精一杯の取り組みを推進していく所存です。」令和2年2月