単元 (小学5年)流水の働き、(小学6年)土地のつくりと変化、(中学1年)大地の成り立ちと変化
目標 (小学5年)川全体を俯瞰して上流から下流までの高低や川幅をイメージできる。(小学6年)火山活動や地震による土地の変化を理解するできることができる。(中学1年)身近な地形を俯瞰し土地の成り立ちや広がりを理解することができる。
観察・実験
地図の表示
①国土地理院のWEBサイト「地理院地図」にアクセスする
②作成したい場所を検索ボックスに入力して表示する
③画面右上のメニューボタン「機能」→「3D」で立体化したい範囲を選択する
<参考>300mの縮尺で、「3D」→「小(1024×1024)」を選択すると、約4㎞四方の地形となる。

立体地図データの作成
①下側の「高さ方向の倍率」スライドバーで高さの倍率を変更する。
例えば4㎞四方の地形を10㎝四方の立体地形にすると、標高1000mの山も1㎝程度の高さにしかならない。そのため住宅地の数m程度の勾配は立体地形にしたらほとんど判別できない。
②出力したい地形の高さが決まったら、3Dプリンタ用のSTLファイルと、貼付用の地図画像をそれぞれ下の「ダウンロード」ボタンを押してダウンロードする。
3Dプリンタ用データ:STLファイル
貼付用地図画像:VRMLファイル→テクスチャ画像

3Dプリンタによる立体地形の印刷
ダウンロードしたファイルを3Dプリンタの加工範囲におうじて印刷。
※参考:Afinia H400の場合、下記の設定で造形時間2-3時間
出力したい立体地形のサイズ:10㎝四方
層の厚さ設定:0.3㎜
出力品質設定:速い
フィラメント:ABS

レーザプリンタによる貼付用地図画像の印刷
①ダウンロードした地図画像を、適当なソフト(MS WordやPowerpoint等)で3Dプリントする立体地形と同じサイズにあわせる
⇒ 起伏の大きい地形の場合は少し大きめにする(10㎝四方の地形の場合は12-13㎜四方程度)
②デカールにレーザープリンタで手差し印刷する

立体地形へのデカールの水張り②
地形模型にマークフィット※を塗布しておく
※デカールの裏面に既に糊がついていますが、マークフィットには糊とデカールの軟化剤も入っており、急峻な起伏に対してもデカールが伸びてなじむため失敗しづらい。

参考文献
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